会社選びにおいて大切なのは、「自分にとって、その会社が理想的な働く場所であるか」。
その答えを見つけるために、まず自分が何を求めているのか、どうすれば満足できるのかについて、掘り下げて考えてみましょう。
まずは過去の成功体験をもとに考えてみるとよいです。

 

 

1.パフォーマンスが上がる要素を見つけよう

 

パフォーマンスをあがる要因は、モチベーションとは大きな関係があります。
収入が高い、人間関係が良い、学べることが多いなど、自分のモチベーションが上がる要素をまずは見つける必要があります。
また、バランスが大切です。収入が高くても、他の要素に悪いと、しばらくは我慢できますが、次第に生産性は悪くなります。その結果、モチベーションが下がり、パフォーマンスにも影響が出てきます。よって、自分にとって最適なバランスを探ることがまずは必要です。

 

2.勤務条件を整理しよう

 

仕事内容や待遇ももちろん重要ですが、勤務場所・通勤時間・経路などにも注意が必要です。なじみのない場所で働くことで生活のリズムが変われば、仕事の成果やモチベーションにも大きな影響が出てきます。よって、勤務条件は細かいところまで見逃さず見るようにしましょう。

 

3.ストレス要因を把握しよう

 

常に自分らしく仕事をするために、ストレス要因を把握しておくことが重要です。
たとえば、なじみのない場所で働くことを考えてみましょう。
1日平均8時間をその場所で過ごすことは、生活リズムにかなり大きな影響ががあります。
本来、人は変化があっても時間とともに慣れていきます。しかし、自分が「好きになれない場所」で働くことは、結果として仕事に対するモチベーションを維持できなくなる可能性もあります。
だからこそ、理想的な働き方を実現し、パフォーマンスをあげたいと思うのであれば、まずは「働きたい場所」選びから入ることが実はとても合理的です。

では次に、激務によって生活リズムが変わった場合を考えてみましょう。
週休2日をキープすることが大切なのは言うまでもありません。日々の仕事量も、ある程度自分の限界を知っておく必要があります。残業が多くてパフォーマンスも高いという状態は、実はあまり長続きしません。
クリエイティブな発想は、余裕のある環境や状態から生まれるものです。とくに通勤時間や睡眠時間など、毎日の繰り返しは、理想的な働き方から、最も遠い状態に自分を追い込むことになりかねないため、注意が必要です。

 

 

 

★後悔しない会社選びのポイント

 

会社選びでは、自分のパフォーマンスがいい働く環境を選ぶことを意識しましょう。
後悔しない会社の選びのポイントは、会社の規模や業績などの指標だけを見て決めるのではなく、「自分が輝ける会社かどうか」「自分のパフォーマンスが上がる可能性のある会社かどうか」という視点をもって選ぶことが大切なのです。

どんなに入念な企業研究をしても、入社した会社の業績が急に悪化し、最悪のケースでは事業部の解散や倒産ということもあるかもしれません。人材不足で忙しさが増したり、給与カットもあるかもしれません。

しかし、自分のパフォーマンスさえ高ければ、仮に事業部が解散になっても、他の事業部から必要とされるでしょうし、会社を転職するにしても、他社で必ず評価されるでしょう。

逆に自分のパフォーマンスが上がらない会社に入ったならば、どんなに業績や職務環境のよい会社だったとしても遅かれ早かれ、自分の意志と関係なく会社を辞めなければならなくなるかもしれません。

現実には、「理想的な働き方」を実現している人は数少ないものです。しかし、すべては満たされなくても、ストレスとなる要因を取り除き、バランスのとれた「自分にとって理想的な働き方」を見つけることは可能です。まずはここで紹介した内容を考えてみることから始めてみてはいかがでしょうか。